意外と長持ち。長芋の保存方法をご紹介します。
1本まるごとの長芋の場合
おがくずと共に箱に入っている1本まるごとの長芋の場合は、そのままおがくずと共に箱の蓋を閉じて、冷暗所で保存します。土付き、または土が落とされたまるごと1本の長芋は、新聞紙に包んで、風通しのよい冷暗所で保存します。
ただし、冷暗所であっても保存場所の気温が15度以上になるような時期は、新聞紙に包んで冷蔵庫(野菜室)で保存するようにしてください。
ただし、鮮度が落ちると傷みやすくなるのでなるべく早めに食べましょう。
カットされた長芋
カットされた長いもは、切り口が空気に触れると乾燥と同時に酸化が進み傷みやすいため、空気が入らないようにラップでピチッと包んで冷蔵庫(野菜室)で保存します。切り口に酢水を軽くつけてからラップをしてもよいでしょう。
ただし、鮮度が落ちると傷みやすくなるのでなるべく早めに食べましょう。
冷凍保存の場合
長芋をすりおろして、とろろの状態で冷凍保存することができます。冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いて冷凍します。平たく伸ばしておくと、必要な分を割って使えて便利です。使う直前に自然解凍して使います。ゆっくり解凍することがポイントです。
まれに変色する場合があります。この変色はポリフェノールによる変色で、りんごが変色することと同じような現象です。異臭などしていない場合は食べる事が出来ます。変色を防ぐ方法は、むいた長芋を酢水に浸けてからすりおろしたり、すりおろした長芋に少量お酢を加えたり、金属ではない器具ですりおろすと変色防止に効果的です。
※なるべく早めにお召し上がりになることをおすすめします。冷蔵保存よりは鮮度を多少長く保存できますが、家庭用冷凍庫での長期保存は冷凍焼けが生じ、風味が損なわれます。
漬物による保存
皮をむいてしまったり、切ってしまった長芋は、漬物にすることで、生のまま保存するよりも、保存期間が伸びます。ピクルスなど、お酢を使うレシピはより効果的に保存が可能です。醤油やめんつゆ、梅酢や塩レモンなどで漬けると簡単な常備菜にもなります。